ウーロン茶 · 武夷山、中国
水仙
ミネラル感豊かで、蘭の花と香ばしい穀物の風味を宿す武夷岩茶の烏龍です。
| 茶葉 | 湯量 | 湯温 | 蒸らし時間 | 煎数 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 洋式 | 5 g | 250 ml | 93°C / 200°F | 1 min 30 s | 4 |
| 工夫式 | 8 g | 100 ml | 93°C / 200°F | 10 s + | 9 |
このお茶について
水仙は武夷岩茶の中で大紅袍に次ぐ格式を誇り、最も重要な銘柄のひとつとされます。その名は1700年代に寺院近くで発見された母樹に纏わる道教の仙人にちなむものです。この品種は福建を越えて広く伝わりましたが、武夷の岩のテロワールこそが最も珍重される水仙を生み、「岩茶」の真髄を体現します。
武夷の霧に覆われた断崖に育つ水仙は、独特のテロワールから「岩韻」を獲得します。ミネラル豊富で水はけの良い岩がちな土壌と劇的な寒暖差が茶樹に適度なストレスを与え、風味成分を凝縮させます。伝統的な製法では強い酸化発酵(60〜70%)と幾度もの炭火焙煎が行われます。焙煎の達人は、水仙本来の蘭の芳香、すなわち上質な水仙の真髄を覆い隠すのではなく引き立てるよう、焙煎を慎重に調整します。
味わいは力強さと優雅さを併せ持ちます。最初に立ち上る濡れた石を思わせるミネラル感は、各一口を香らせる際立った蘭の芳香へと移ろいます。香ばしい穀物とダークハニーの風味が深みを与え、冷涼感と戻り甘が品質の証となります。質感はフルボディながら滑らかで、心地よい収斂とともに口中を覆います。熟成した水仙は、革、ドライフルーツ、薬草といった複雑性を数十年かけて育んでいきます。
淹れ方の目安は、250mlの湯に対し茶葉大さじ1杯(5g)、湯温93°C(200°F)で90秒抽出します。本来の力を引き出すには高温が要求されます。功夫式では100mlに対し8〜9gを用い、初めは15〜25秒で抽出します。葉を目覚めさせるための洗茶を行ってください。8〜10煎にわたりミネラル感が深まっていきます。紫砂壺で淹れると、この茶の性格がさらに引き立ちます。
親しい仲間との茶席や、心を落ち着けて向き合う時間に最適な一服です。中国では水仙には体を温める性質があるとされ、寒い時期や体を冷やす食物の後にぴったりとされます。ロースト・ナッツ、ダークチョコレート、ドライフルーツ、熟成チーズとの相性は格別です。グリル料理やキノコ料理にも合います。その複雑性は、忍耐強く注意深く飲むことに報います。煎ごとに物語の異なる章を語ってくれる一服です。
カフェイン量の目安
250mlあたり、記載どおりに淹れた場合。
風味
- ミネラル
- 蘭
- ロースト
- なめらかな口当たり
健康効果
- 抗酸化物質
- 消化促進
- 代謝
- ミネラル摂取
相性の良い食べ物
- ロースト野菜
- きのこ
- 熟成チーズ
- ナッツ
こちらもおすすめ
よくある質問
水仙は何煎まで楽しめますか?
水仙は9煎まで美味しく淹れられます。まず10秒から始め、煎を重ねるごとに少しずつ時間を足してください。
水仙のカフェイン量は?
250mlあたり42mg — カフェイン中程度です。
水仙に適した湯温は?
93°C/200°F。湯温が高すぎると渋みが出て、低すぎると味が出ません。